友人と久しぶりに熱海で呑んでるとき、ふと寿司屋の森ちゃんを思いだした。
そういえば3年ほど前に沢山の人に惜しまれ閉店したそう。
熱海の中央町の路地裏にひっそりとあった知る人ぞ知る名店で伊豆に行く途中に寄っていた場所。
森ちゃん
昭和44年の創業以来休まず営業されてきたが、
ご主人がご高齢で閉店することになったそう。
目利きが握る寿司はどこか温かい人間味あふれる特別なものだった。
旬の魚はどれも美味しいが、名物はトロタクと特別な塩とスダチ(だったかな?)で握った穴子。
素晴らしかった。
森ちゃんは筋金入りの巨人ファン。
勝ったときと負けたときでは値段が違うというのも粋なところ。
(負けたら高くなるのではなく勝ったら安くしちゃう)
旨いのはもちろん、店構えも昭和感満載で味があるし、常連のお客さん達がいい人ばかりの良店。
森ちゃんとの会話が楽しかった。
一年中一日も休まないと言っていたが、実は一日だけ休んだことがあると。
その日は河岸にネタ買いに行くの忘れちゃったんだ。って。笑
水槽で飼ってると言ってたフグはどうなったんだろう。
他には似たところは絶対にない素晴らしい店でした。