日本の居酒屋をまわり個人的に日本一だと思っている老舗は京都にある。
居酒屋は大別して老舗と色々なこだわりをもつ新流とあるが、こちらこそ老舗の代表格。
赤垣屋
佇まいからして只者ではない。
運良くカウンター席へ。
長年かけて客のついた肘で角が丸くなったこのカウンターをみれば他者が絶対真似できないことは一目瞭然。
旬が並ぶメニュー。
これを見るだけで赤垣屋に来たなぁと思う。
鉄板のてっぱい。
極上の鴨ロース。
この一枚でこの店の素晴らしさがわかる人にはわかるだろう。
燗つけ器
名誉冠の樽酒
いまだ現役の中に大きな氷を入れて使う冷蔵庫
赤垣屋の素晴らしさは店だけではない。
実は客がとても粋なのだ。
超人気店だけにいつも一杯。
そこにお客が来ると、先客が自ら会計を名乗り出て席を譲る。
地元客がこの店をすごく大事にしているのがわかる。
自分も必ずそうしてる。
するとなんだかこの店の常連になった気分になる。